妊娠3ヶ月(妊娠8〜11週目)に入ると、少しずつ身体に変化が訪れます。
子宮が大きくなり始め、妊娠を維持するためにこの時期特有のホルモンがいちばん多く分泌されるのもこの頃です。そのため、つわりに悩まされる人が出てきます。
この記事では、妊娠3ヶ月の身体の変化や特徴、また注意点について詳しく解説していきます。
妊娠3ヶ月のママの身体の特徴
妊娠3ヶ月に入ると、多くの人が感じる「つわり」。
人によって症状はさまざまですが、身体のだるさや吐き気、頭痛、下痢など今までに感じたことのない不快な症状に、寝込んでしまう人も少なくありません。さらに、便秘や足がつる、頻尿になるなどの症状も少しずつ現れます。
この頃、ママの身体は子宮が少しずつ大きくなり、下腹部が少しふっくらとしていることがわかるでしょう。
つわりがひどいときはどうすればいい?
この時期はつわりがピークを迎える人も少なくありません。
「この時期を過ぎれば…」「赤ちゃんのために…」と思いながら耐えしのぐことにはなりますが、少しでも症状を軽くするために以下のことを試してみるのもいいでしょう。
- 常に飴を持っておき、口の中が気持ち悪い時に舐める
- こまめに軽いものを食べる
- 身体を締め付けるものはやめる
- 食べたいと思うものを食べる
- 友人と電話で話したりDVDを見たりと好きなことで気を紛らわす
などがあります。
筆者は完全に食べづわりのような症状でしたので、すぐに空腹を感じて吐き気がしていたので、常に何かしら食べられそうなものを近くに置いていました。
外出の時は飴を袋に入れて持ち歩いて、気持ちの悪さをしのいでいました(笑)。
人それぞれつわりの症状や方法も合う/合わないなどがありますが、できそうなものから取り入れてみることをおすすめします。
上記以外にも医師に吐き気を和らげる薬や漢方などを処方してもらえる場合があるため、相談してみるのもひとつです。
妊娠3ヶ月の赤ちゃんの様子
妊娠3ヶ月の赤ちゃんは、胎芽から胎児と呼び方が変わります。大きさは22〜30mmほど。
まだまだ小さいですが心臓、肝臓、胃腸などの内臓の基本的な形が完成する時期です。
爪や瞼、唇などもこの頃からできています。
また、超音波検査では心臓の動きも確認できるようになります。
お腹に命を宿しているということを重く実感できる最初の段階でもありますね。
妊娠3ヶ月のときに気をつけておきたいトラブル
まだまだ妊娠初期と呼ばれるこの時期は、トラブルにも気をつけておきたいものです。
この時期に気をつけておきたいことにはどんなものがあるのでしょうか?
感染症
妊娠初期はママの感染症の罹患に気をつけましょう。
ママ自身がつわりと重なり体調不良になると辛いことはもちろん、お腹の赤ちゃんにも影響してしまう懸念があります。水痘や風疹、新型コロナやインフルエンザはもちろん、カンジダ膣炎やクラミジアなどにも気をつけてくださいね。
早期切迫流産
この時期は誰もが少なからず不安を抱えながら過ごしている時期です。妊娠12週未満に出血や下腹部の張りがあったり、痛みやおりものの変化を感じたりする場合にはすぐに病院へ行きましょう。お腹の赤ちゃんが元気な状態であれば、安静にすることで症状が治ります。
妊娠3ヶ月の時期にやっておきたいこと
妊娠がわかったと思ったらつわりに悩まされて、日々の家事や仕事もままならない状態かもしれません。そんな中で、もしできることならこの時期に少なからずやっておくといいことを挙げておきます。
母子手帳を受け取る
自治体から母子手帳と妊婦健康検査受診表を発行してもらわなければなりません。母子手帳の受け取りには本人確認書類や診察券、個人番号などが必要になることが多いですが、それぞれの市区町村によって異なるため、事前にホームページで確認しておきましょう。
出産スタイルについて相談する
妊娠前から里帰り出産にするか、立ち会い出産をするのかなどさまざまなプランを考えている人も多いかもしれませんが、今一度、どのような出産スタイルにするのかを家族と相談して決めておきましょう。
また、実家のご家族や身近な人に協力してもらわなければならない場合には、事前に伝えておくことも大切です。
筆者の場合、当時住んでいるところのすぐ近くの産婦人科を受診していましたが、いざ里帰り出産の産院を探したとき、人気の産院はすでに予約で埋まってしまっているところや、「里帰り出産は対応不可」の産院もあったため、3ヶ月ごろから調べたり問い合わせをしたりすることをおすすめします。
まとめ
妊娠3ヶ月はつわりがピークを迎える人も多く、体調もあまり優れない日々が続くころです。
自分なりの気分転換やつわり対策を上手く取り入れながら、安静に過ごしてくださいね。
また、動ける範囲で母子手帳の受け取りや今後の出産スタイルについても決めていきましょう。
ライター:REI
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